炎上案件で疲弊していませんか?まず問うべき「スタートライン」🏁
「プロジェクトマネジメント」と聞くと、多くの人が“トラブルをどう収めるか”を思い浮かべるかもしれません。でも、今回ご紹介する『新装版 外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』は、ちょっと視点が違います。
なんと筆者は、冒頭から「私は確実に成功が見込めるプロジェクトしか手を出さない」ときっぱり!🔥
これ、現場で奮闘している多くの人にとっては「理想論じゃない?」と思うかもしれません。でも本書では、プロジェクトの“勝敗”は始まる前に8割決まっているという考え方をもとに、外資系コンサルならではの戦略的マネジメントを解説してくれます。
個人的には、ここがすごくヒントになるなと感じました。
ついつい「どう進めるか?」に意識が向きがちですが、「そもそも勝ち筋のある案件か?」を見極める目が、リーダーには欠かせないんですよね👀
リーダーに問われる「思考と行動」の質🧠
この本の特徴は、単なるノウハウ集ではなく、リーダーとしての「あり方」に踏み込んでいること。
例えば👇
- 目的を曖昧にしたまま進めない
- 優秀なメンバーを見極め、信頼して任せる
- トラブルは必ず起きる前提で、リスクを先読みする
こうした指針は、当たり前に思えるかもしれません。でも、実際の現場では「なんとなく」が積み重なり、いつの間にかプロジェクトが迷走してしまう…そんな場面も多いはず。
特に印象的だったのが「レンガを積む人」「壁を作る人」「大聖堂を建てる人」の話。
この例えは、プロジェクトメンバーに“目的の本質”を理解させることの大切さをシンプルに教えてくれます。プロジェクトが前に進む力って、結局のところメンバーの“納得感”と“自発性”なんですよね✨

現実は甘くない…それでも学ぶ価値がある📈
本書のスタンスはとても明快ですが、レビューにもあるように「理想が高い」と感じる部分もあるかもしれません。
「そんな優秀な人材、簡単に集められないよ…」
「炎上案件から逃げられないのが現実なんだけど…」
たしかに、その通りです。でも、だからこそ「理想像」を知ることはとても重要だと思うんです。今の状況に100%当てはめられなくても、プロジェクトの進め方やリーダーシップの“軸”を確認する機会になるのは間違いなし。
私自身、読んでいて「与えられた状況の中でも“勝ち筋”を探る意識が大事なんだな」と改めて感じました。こんな時にきっと役に立つと思うんです。
こんな人におすすめ!
- プロジェクトリーダーに任命されて不安な方
- これまで自己流でなんとかやってきたが、体系的に学びたい方
- トラブル対応だけじゃなく、戦略的なマネジメントを身につけたい方
- 「PMは経験が命」と思っていたけど、理論武装もしたいと感じる方
この本は、プロジェクトの成功率を底上げしたいすべてのビジネスパーソンにヒントを与えてくれる1冊です。特に、リーダーの立場にある人なら「うんうん」とうなずく場面がたくさん出てくるはず。
ぜひ、あなたの現場に照らし合わせながら読んでみてください📚
「なるほど、これは自分も試せそう!」という気づきがきっとあると思います😊
