【IPシラバス6.3】(2) データベース管理システム

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全体のどこを学習しているのか把握しながら進めましょう。IPAシラバス原本PDFはこちら

このページは以下の「ITパスポート シラバス6.3」学習用コンテンツです。

◆大分類:9.技術要素
◆中分類:21.データベース

◆小分類◆見出し◆学習すべき用語
54.データベース方式(2) データベース管理システムRDBMS
NoSQL(キーバリューストア(KVS),ドキュメント指向データベース,グラフ指向データベース)

現在の(来るSociety 5.0時代を見据えた)経営環境においてITシステムの利活用は前提条件とも言えますが、業務システムの多くはデータベース(RDBMS)システムとなっています。

つまり、データベースの特性を理解しておくことは大切な「基本のき」の一つとなります。この章に限らず、他の章でも深堀りしたデータベース(及びアルゴリズムやプログラミング)の基本特性は出題範囲となっていますのでしっかりマスターしておきましょう。

文系職においてもIT部門や外部ベンダーとの対話する際に少し深堀したIT知識があるとないでは大きな差が生まれますので重要度は高いはずです。

おれは知らない、それはそちらの専門なんだからという姿勢ではだめです。航空機のパイロットはエンジンや機体の設計まではできなくてもどのような仕組みかは理解しているはずです。

事業経営を航空機に例えるならば、操縦士や副操縦士であるあなたがITにうとくて良いはずもありません。そんな操縦士(会社経営者や管理職)の航空機(会社やチーム)には誰も乗りたくないはずです。

見出し

RDBMSとは?

リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)は、データを表形式で管理するデータベース管理システムです。表(テーブル)と呼ばれる構造でデータを格納し、行と列でデータの関連性を持たせます。

RDBMSは、SQL(Structured Query Language)を使用してデータの定義、操作、制御を行い、複雑なクエリの実行やデータの一貫性・整合性を保つためのトランザクション管理機能を備えています。

大量のデータを効率的に扱い、データの整合性や可用性を高めることが可能です。

RDBMSに関する学習用問題にトライ!

問題
RDBMSの主な機能として正しいものはどれですか?

  1. データの非構造化管理
  2. データの表形式での管理
  3. データのリアルタイム処理
%%replace6%%

正解
2 データの表形式での管理

解説
RDBMSはデータを表形式で管理することを主な機能としています。

非構造化データの管理やリアルタイム処理はNoSQLや他のデータベース管理システムで一般的に扱われる機能です。

RDBMSは表(テーブル)を用いて、データの構造化管理を実現し、データの整合性と一貫性を確保します。


問題
RDBMSで使用されるSQLの主な役割として適切なものはどれですか?

  1. データのハードウェア最適化
  2. データベースの管理操作
  3. データの暗号化
%%replace6%%

正解
2 データベースの管理操作

解説
SQLはRDBMSにおいてデータの定義や操作、制御を行うための言語です。

データのハードウェア最適化や暗号化はRDBMSの直接的な機能ではなく、SQLの役割は主にデータベースの管理やクエリ実行にあります。SQLを使うことで効率的にデータの検索や更新を行うことが可能です。


問題
RDBMSのトランザクション管理の目的として最も適切なものはどれですか?

  1. データの一貫性を確保すること
  2. データのリアルタイム処理を行うこと
  3. データの物理的な保存場所を管理すること
%%replace6%%

正解
1 データの一貫性を確保すること

解説
RDBMSのトランザクション管理はデータベース操作においてデータの一貫性を保つことを目的としています。

リアルタイム処理や物理的な保存場所の管理も重要ですが、トランザクション管理の主な役割は複数の操作が行われる際にデータが整合性を失わないようにすることです。

NoSQL(キーバリューストア(KVS),ドキュメント指向データベース,グラフ指向データベース)とは?

NoSQLはリレーショナルデータベースとは異なるデータベース管理システムの総称で、特に大規模データの処理や高いスケーラビリティを求められる場合に利用されます。主に以下のようなタイプが存在します。

  • キーバリューストア(KVS)
    キーと値のペアでデータを管理し、非常に高速なデータアクセスが可能です。
  • ドキュメント指向データベース
    データをJSONやXMLなどのドキュメント形式で管理し、柔軟なスキーマレス構造を持つデータベースです。
  • グラフ指向データベース
    ノードとエッジでデータの関係を管理し、複雑なネットワーク構造のデータを効率的に扱います。

NoSQLはリレーショナルデータベースに比べてスケーラビリティや柔軟性が高く、ビッグデータやリアルタイムウェブアプリケーションなどで多用されます。

NoSQLに関する学習用問題にトライ!

問題
NoSQLデータベースの特徴として正しいものはどれですか?

  1. データを表形式で管理する
  2. 大規模データのスケーラビリティに優れている
  3. トランザクションの一貫性を重視する
%%replace6%%

正解
2 大規模データのスケーラビリティに優れている

解説
NoSQLデータベースは大規模データの処理や分散システムでのスケーラビリティに優れた特徴を持っています。

データを表形式で管理するのはRDBMSの特徴であり、NoSQLでは非構造化データやスキーマレス構造が一般的です。トランザクションの一貫性はNoSQLでは必ずしも重視されない場合があります。


問題
キーと値のペアでデータを管理するデータベースのタイプはどれですか?

  1. ドキュメント指向データベース
  2. グラフ指向データベース
  3. キーバリューストア(KVS)
%%replace6%%

正解
3 キーバリューストア(KVS)

解説
キーバリューストア(KVS)はデータをキーと値のペアで管理するデータベースで、高速なデータアクセスが求められる場面で有効です。

ドキュメント指向データベースはデータをドキュメント形式で管理し、グラフ指向データベースはノードとエッジでデータの関係を表現しますが、いずれもKVSとは異なるデータ管理方式です。


問題
NoSQLデータベースのうち、ノードとエッジを使用してデータの関係を管理するのはどれですか?

  1. キーバリューストア(KVS)
  2. ドキュメント指向データベース
  3. グラフ指向データベース
%%replace6%%

正解
3 グラフ指向データベース

解説
グラフ指向データベースはノードとエッジという概念を用いてデータ間の関係を管理します。これは、複雑なネットワーク構造を持つデータの解析に非常に適しており、他のNoSQLデータベースタイプとは異なる管理方法です。

KVSやドキュメント指向データベースは、データ管理のアプローチが異なります。

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