【IPシラバス6.3】(1) グラフィックス処理

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このページは以下の「ITパスポート シラバス6.3」学習用コンテンツです。

◆大分類:9.技術要素
◆中分類:20.情報メディア

◆小分類◆見出し◆学習すべき用語
53.マルチメディア応用(1) グラフィックス処理
① 色の表現
② 画像の品質
③ グラフィックスソフトウェア
加法混色
減法混色
dpi(dot per inch)
ppi(pixels per inch)
見出し

加法混色とは?

加法混色は光の三原色である赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)を組み合わせることで新しい色を作り出す方法です。

この方法では光を足し合わせることで明るさが増し、最終的にすべての色を重ねると白色になります。テレビやコンピュータのディスプレイなど、光を発するデバイスで使用される基本的な色の表現方法です。

加法混色の特性として、明るさが増すほど色が鮮明になる点が挙げられます。

加法混色に関する学習用問題にトライ!

問題
加法混色を利用したデバイスの例として正しいものはどれですか?

  1. インクジェットプリンタ
  2. 液晶ディスプレイ
  3. レーザープリンタ
%%replace6%%

正解
2 液晶ディスプレイ

解説
液晶ディスプレイは加法混色を利用して色を表示するデバイスです。光の三原色(RGB)を組み合わせることで色を表現します。

一方、インクジェットプリンタやレーザープリンタは減法混色を用いて色を再現します。


問題
次のうち、加法混色で3つの光をすべて組み合わせたときに得られる色はどれですか?

%%replace6%%

正解
3 白

解説
加法混色では光の三原色(赤、緑、青)をすべて組み合わせると白色が得られます。これは光の色を足し合わせることで明るさが増すためです。

黒はすべての光が存在しない場合の色です。


問題
次の色の組み合わせのうち、加法混色によって黄色を作るためのものはどれですか?

  1. 赤と緑
  2. 青と赤
  3. 緑と青
%%replace6%%

正解
1 赤と緑

解説
加法混色では、赤と緑の光を組み合わせると黄色が得られます。

青と赤を組み合わせるとマゼンタ、緑と青を組み合わせるとシアンが生成されます。


減法混色とは?

減法混色は色の三原色であるシアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)を使って色を表現する方法です。

この方法では光を吸収することで色を作り出し、すべての色を重ねると理論上黒になります。

主に印刷物や写真など、物体の表面にインクや絵の具を重ねて色を表現する際に使用されます。減法混色の特性として色を重ねるほど暗くなる点が特徴です。

減法混色に関する学習用問題にトライ!

問題
減法混色を利用した色の表現に関して正しい説明はどれですか?

  1. 光の三原色を使用して色を表現する
  2. インクや絵の具を混ぜることで色を作る
  3. 光を加えることで色の明るさを増す
%%replace6%%

正解
2 インクや絵の具を混ぜることで色を作る

解説
減法混色はインクや絵の具など、光を吸収して色を表現する方法です。光の三原色を使用する加法混色とは異なり、色を重ねると明るさが減少します。

選択肢1や3は加法混色に関する説明です。


問題
減法混色の原理に基づいて、すべての色を重ね合わせると理論上どのような色になりますか?

  1. グレー
%%replace6%%

正解
2 黒

解説
減法混色ではシアン、マゼンタ、イエローのインクをすべて重ねると理論上黒色が得られます。これはすべての光が吸収されるためです。

ただし、実際にはインクの不完全性などにより、真の黒を得るのは難しい場合もあります。


問題
減法混色において、マゼンタとイエローを混ぜることで得られる色はどれですか?

%%replace6%%

正解
3 赤

解説
減法混色ではマゼンタとイエローを混ぜると赤色が生成されます。

シアンとイエローを混ぜると緑色、シアンとマゼンタを混ぜると青色が生成されます。


dpi(dot per inch)とは?

dpi(dot per inch)は印刷物の解像度を表す単位で、1インチあたりに配置されるドットの数を指します。

高いdpiはより細かく鮮明な印刷を意味し、特に高品質の印刷が求められる場合に重要です。たとえば、写真やポスターなど、詳細な画像を印刷する際には高いdpiが必要です。通常、家庭用プリンターでは300dpi程度が標準ですが、プロフェッショナルな用途では600dpi以上が推奨されることもあります。

dpiに関する学習用問題にトライ!

問題
dpiが高いほど期待できる印刷結果として正しいものはどれですか?

  1. 色彩が鮮やかになる
  2. 画像がより詳細に印刷される
  3. 印刷スピードが速くなる
%%replace6%%

正解
2 画像がより詳細に印刷される

解説
dpiが高いと1インチあたりに配置されるドットの数が増えるため、画像がより詳細に再現されます。

色彩の鮮やかさや印刷スピードには直接影響しません。


問題
dpiが低い印刷物の特徴として考えられるものはどれですか?

  1. 画像がぼやけやすい
  2. 印刷物が薄くなる
  3. 色彩が鮮やかになる
%%replace6%%

正解
1 画像がぼやけやすい

解説
dpiが低いと1インチあたりのドット数が少なくなるため、画像がぼやけたり、細部が不明瞭になることがあります。

印刷物の厚さや色彩の鮮やかさには直接影響しません。


問題
dpiの値が高いほど、印刷に必要となる条件として適切なものはどれですか?

  1. 使用するインクの量が減少する
  2. 印刷データのファイルサイズが大きくなる
  3. 使用する紙の厚さが重要になる
%%replace6%%

正解
2 印刷データのファイルサイズが大きくなる

解説
dpiが高いと印刷データに含まれる情報量が増え、それに伴ってファイルサイズが大きくなります。

インクの使用量や紙の厚さに直接関係はありませんが、データ量の増加は印刷にかかる時間やリソースに影響することがあります。


ppi(pixels per inch)とは?

ppi(pixels per inch)はディスプレイやデジタル画像の解像度を表す単位で、1インチあたりのピクセル数を指します。

ppiが高いほど、ディスプレイ上で表示される画像はより細かく鮮明に見えます。スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでは、高いppiが重要視されており、高解像度のディスプレイほど視覚的な美しさが増します。

ppiとdpiは似ていますが、dpiが印刷物の解像度であるのに対し、ppiはディスプレイ上の解像度に関連しています。

ppiに関する学習用問題にトライ!

問題
ppiが高いディスプレイの特徴として正しいものはどれですか?

  1. 画像がより鮮明に見える
  2. 色彩が変化する
  3. ディスプレイの明るさが増す
%%replace6%%

正解
1 画像がより鮮明に見える

解説
ppiが高いディスプレイでは1インチあたりのピクセル数が多いため、画像がより細かく、鮮明に表示されます。色彩や明るさの直接的な変化には影響しませんが、高いppiは視覚的な美しさに寄与します。


問題
次のうち、ppiが高いほど一般的に影響を受ける要素はどれですか?

  1. ディスプレイの消費電力
  2. 画像の鮮明さ
  3. ディスプレイのサイズ
%%replace6%%

正解
2 画像の鮮明さ

解説
ppiが高いと画像がより鮮明に見えるようになります。ディスプレイの消費電力やサイズはppiに直接関係しませんが、鮮明さには大きな影響を与えます。


問題
ppiの値を上げるために変更する必要がある要素はどれですか?

  1. ピクセルの総数を増やす
  2. 使用するディスプレイの色深度を増やす
  3. 画面の大きさを小さくする
%%replace6%%

正解
3 画面の大きさを小さくする

解説
ppiは1インチあたりのピクセル数を示すため、同じピクセル数で画面のサイズを小さくすると、ppiが高くなり、画像がより鮮明に表示されます。

ピクセルの総数や色深度の増加はppiには直接関係しません。

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