このページは以下の「ITパスポート シラバス6.3」学習用コンテンツです。
◆大分類:9.技術要素
◆中分類:23.セキュリティ
◆小分類 | ◆見出し | ◆学習すべき用語 |
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62.情報セキュリティ管理 | (1) リスクマネジメント | リスクアセスメント(リスク特定,リスク分析,リスク評価) リスク対応(リスク回避,リスク共有(リスク移転,リスク分散),リスク保有) |
リスクアセスメント(リスク特定、リスク分析、リスク評価)とは?
リスクアセスメントとは組織が直面する可能性のあるリスクを系統的に特定し、それらを分析し、評価するプロセスです。
このプロセスは主に3つのステップに分かれています。まず、①リスク特定で潜在的なリスクを洗い出します。次に、②リスク分析でそのリスクの影響と発生確率を評価します。そして最後に、③リスク評価によって対策の優先順位を決定します。この一連のプロセスにより、リスクマネジメントの基礎が確率されます。
リスクアセスメントに関する学習用問題にトライ!
問題
リスクアセスメントのプロセスに含まれないものはどれですか?
- リスク特定
- リスク評価
- リスク回避
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正解
3 リスク回避
解説
リスクアセスメントはリスク特定、リスク分析、リスク評価の3つのステップから成ります。
リスク回避はリスク対応の一部であり、リスクアセスメントのプロセスには含まれません。
リスク特定ではリスクの洗い出し、リスク評価ではリスクの重大度や対策の優先順位を決定することが主な目的です。
問題
リスク分析の目的は何ですか?
- 潜在的なリスクを洗い出すこと
- リスクの影響と発生確率を評価すること
- リスク対策の優先順位を決定すること
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正解
2 リスクの影響と発生確率を評価すること
解説
リスク分析はリスクアセスメントの一部であり、主な目的はリスクの影響と発生確率を評価することです。
潜在的なリスクを洗い出すのはリスク特定の役割であり、対策の優先順位を決定するのはリスク評価の役割です。リスク分析により、リスクの重大度を理解し、適切な対策を講じるための基礎を築きます。
問題
リスクアセスメントの結果として得られるものは何ですか?
- リスクマネジメント計画
- リスク対応策の実行
- リスクの発生確率の低下
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正解
1 リスクマネジメント計画
解説
リスクアセスメントの結果として得られるのは、リスクマネジメント計画です。
この計画には特定されたリスクに対する対応策やその優先順位が含まれます。リスク対応策の実行やリスクの発生確率の低下は、リスクマネジメント計画に基づいて行われる次のステップです。
リスク対応(リスク回避、リスク共有、リスク移転、リスク分散、リスク保有)とは?
リスク対応は特定されたリスクに対して具体的な対策を講じるプロセスです。
リスク回避はリスクの原因を取り除くことでリスクを完全に避ける方法です。リスク共有にはリスク移転とリスク分散が含まれ、前者は保険などで他者にリスクを移すこと、後者はリスクを分散させて影響を軽減することを指します。
リスク保有はリスクを受け入れその対策を計画することです。
リスク対応に関する学習用問題にトライ!
問題
リスク対応策の一つであり、リスクを他者に移す方法はどれですか?
- リスク回避
- リスク移転
- リスク保有
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正解
2 リスク移転
解説
リスク移転はリスクを保険契約やアウトソーシングなどを通じて他者に移す方法です。
リスク回避はリスクそのものを取り除くこと、リスク保有はリスクを受け入れて対策を立てることです。
リスク移転は、リスクの影響を他者に負わせることで、自社のリスクを軽減する手段です。
問題
リスク対応の一環として、リスクを完全に避ける方法は何ですか?
- リスク分散
- リスク移転
- リスク回避
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正解
3 リスク回避
解説
リスク回避はリスクの原因を取り除くことでリスクを完全に避ける方法です。
例えば、新しい事業を開始しないことでその事業に伴うリスクを回避するなどの方法があります。リスク分散やリスク移転はリスクを軽減する手段であり、リスクを完全に避けるわけではありません。
問題
リスク対応策として、リスクを受け入れつつその対策を講じる方法はどれですか?
- リスク移転
- リスク保有
- リスク回避
%%replace6%%
正解
2 リスク保有
解説
リスク保有はリスクを受け入れつつその対策を講じる方法です。リスクが発生した場合の影響を最小限に抑えるための計画を立てます。
リスク移転やリスク回避はリスクそのものを避けるための方法であり、リスク保有はリスクを管理しながら対策を講じるアプローチです。