【ITパスポート練習問題 6.3対応】(3) 文字の表現

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文字の表現

文字コードの変遷を知り、デジタル世界の未来を読み解く

現代のデジタル社会において、文字をコンピュータで扱うための文字コードは、情報伝達の基盤を支える重要な技術です。かつては日本語環境でJISコードシフトJISコードが広く使われていましたが、グローバル化や多言語対応のニーズが高まるにつれて、世界中の文字を統一的に扱えるUnicodeへの移行が進んでいます。

しかしながら、既存のシステムやWebサイトでは、依然としてJISコードシフトJISコードが使われているケースも多く、完全にUnicodeに統一されているわけではありません。これらの文字コードの違いを理解しておくことは、過去のシステムとの互換性を保ちつつ、最新の技術に対応していくために不可欠な知識となります。文字コードの知識は、IT業界での活躍を目指す上で、避けては通れない基礎知識と言えるでしょう。

文字コードの歴史と現状を学ぶことは、ITパスポート試験の合格に役立つだけでなく、将来のキャリア形成にも繋がります。システムの開発や運用、データ分析など、様々な場面で文字コードの知識が求められるため、今のうちにしっかりと基礎を固めておきましょう。

学習ポイントをチェック

  • 文字コードの役割とは?
    コンピュータが文字を数値として扱うためのルールであり、異なるシステム間での文字化けを防ぐ
  • JISコード、シフトJISコードの現状とは?
    日本語の文字を表現するための規格であり、既存のシステムやWebサイトで এখনো使われている
  • Unicodeが普及した背景とは?
    世界中の文字を統一的に扱えるように設計された国際標準の文字コードであり、多言語対応のシステムで広く利用
  • Unicodeへの移行が進む理由とは?
    グローバル化や多言語対応のニーズが高まり、文字コードの統一が求められているため

文字コードの変遷を理解することで、IT業界の過去・現在・未来を見通すことができるでしょう。各用語の解説と練習問題を通して、知識を確かなものにしていきましょう。

全体のどこを学習しているのか把握しながら進めましょう。IPAシラバス原本PDFはこちら

このページは以下の「ITパスポート シラバス6.3」学習用コンテンツです。

◆大分類:7.基礎理論
◆中分類:13.基礎理論

◆小分類◆見出し◆学習すべき用語
35.情報に関する理論(3) 文字の表現JIS コード
シフト JIS コード
Unicode

初期のコンピューターはASCII((American Standard Code for Information Interchange)で英数字記号の128文字となり、日本語文字セットを用意する必要性から「JISコード」が策定されます。

その後拡張版となる「シフトJISコード」が開発され、Windows 95/98/Me/2000/XPなどに標準搭載されていました。

しかし、2000年後半からは標準規格となる「Unicode」が主流となっています。Unicodeの符号化方式としてUTF-8、UTF-16、UTF-32などがありますがWEBを中心に「UTF-8」が主流になっています。

Unicodeは世界で使われる全ての文字を共通の文字集合にて利用できるように考案された単一の大規模文字セットです。ゼロックスにより提唱され3度にわたるUnicode Draftが提唱され、1991年1月にUnicode Final Draftに賛同する企業によってユニコードコンソーシアムが設立されバージョンを重ね、現在の主流となっています。

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JISコード

JISコードは日本工業規格によって制定された日本語用の文字コード体系で、最も初期の形式はJIS X 0201です。

その後、漢字を扱えるように拡張されJIS X 0208やJIS X 0212などが追加されました。特にJIS X 0208は6,879文字の漢字と524文字の非漢字を収録しています。

文字の管理は「面区点番号」という方式を用いており、94×94の表形式で構成されています。現在でも一部のレガシーシステムで利用されていますが、Unicodeへの移行が進んでいます。

なお、現在でもJISコード(符号化方式:ISO-2022-JP)は電子メールの文字コードに使用されています。

JISコードに関する学習用問題

JISコードの中で漢字が収録されている規格として最も広く使われているのはどれですか?

JISコードの文字を管理するために使われている方式は何ですか?

JISコードの中で最初に制定された規格はどれですか?

シフトJISコード

シフトJISコードはJISコードを基に開発されたエンコーディング方式です。

1バイトの英数字や2バイトの漢字を混在して表現でき、Windowsの日本語環境で標準的に利用されてきました。特にJIS X 0208の文字セットに基づいており、文字コードの互換性が高いのが特徴です。

現在ではUnicodeへの移行が進んでいますが、レガシーシステムで依然として利用されています。

シフトJISコードに関する学習用問題

シフトJISコードの主な特徴はどれですか?

シフトJISコードが最も標準的に利用されていた環境はどれですか?

シフトJISコードが混在させて扱えるものはどれですか?

Unicode

Unicodeは世界中のすべての文字を統一的に扱う国際規格の文字コードで、UTF-8、UTF-16、UTF-32などの文字符号化形式があります。

特にUTF-8はインターネットで広く使用されています。Unicodeは多言語対応に優れており、文字化けのリスクを低減させるため、現在ではほとんどのシステムで採用されています。

Unicodeに関する学習用問題

Unicodeの文字符号化形式として正しいものはどれですか?

UTF-8の特徴は何ですか?

Unicodeが広く採用されている理由は何ですか?

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