このページは以下の「ITパスポート シラバス6.3」学習用コンテンツです。
◆大分類:8.コンピュータシステム
◆中分類:15.コンピュータ構成要素
◆小分類 | ◆見出し | ◆学習すべき用語 |
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41.メモリ | (1) メモリの種類と特徴 (2) 記録媒体の種類と特徴 | RAM ROM 揮発性メモリ 不揮発性メモリ(フラッシュメモリ) DDR3 SDRAM DDR4 SDRAM DDR5 SDRAM DIMM SO-DIMM |
RAM
RAM(Random Access Memory)はコンピュータの一時的なデータ保管領域でプログラムの実行中に使用されるメモリです。データの読み書きが高速でCPUが処理を行う際に必要なデータを迅速に取得するために使用されます。
但し、電源を切るとデータが消失する揮発性メモリであり、作業中のデータを保存するには適していません。代表的なRAMには、DRAMやSRAMなどがあります。
RAMに関する学習用問題
問題
RAMの特性として正しいものはどれですか?
- 電源を切ってもデータが保持される
- データの読み書きが高速である
- 主にデータの長期保存に使用される
%%replace6%%
正解
2 データの読み書きが高速である
解説
RAMはデータの読み書きが非常に高速でCPUが必要とするデータを迅速にアクセスできます。
ただし、電源を切るとデータが消失するため、長期保存には適していません。選択肢1や3はROMの特性に近いです。
問題
RAMの用途として適切なものはどれですか?
- オペレーティングシステムのプログラム実行中のデータ保管
- ハードディスクに保存されたデータの長期保存
- 電源オフ時のデータ保持
%%replace6%%
正解
1 オペレーティングシステムのプログラム実行中のデータ保管
解説
RAMはコンピュータが動作中に必要なデータを一時的に保管するために使用されます。
電源を切るとデータが失われるため長期保存には不向きです。選択肢2と3は、RAMの特徴とは異なります。
問題
RAMの一種として正しいものはどれですか?
- DRAM
- SSD
- フラッシュメモリ
%%replace6%%
正解
1 DRAM
解説
DRAMはRAMの一種でデータを一時的に保持するために使用される揮発性メモリです。
SSDやフラッシュメモリはデータを長期保存するための不揮発性メモリであり、RAMとは異なります。
ROM
ROM(Read Only Memory)は読み出し専用のメモリで、データを書き込むことはできても、通常は書き換えが行われないメモリです。
コンピュータの起動時に必要なプログラムや設定情報などが格納されており、電源を切ってもデータが保持されます。ROMにはマスクROMやEPROM、EEPROMなどの種類があります。
ROMに関する学習用問題
問題
ROMの特性として正しいものはどれですか?
- 電源を切るとデータが消失する
- データの書き換えが頻繁に行われる
- 通常データは書き換えられないが、読み出しが可能である
%%replace6%%
正解
3 通常データは書き換えられないが、読み出しが可能である
解説
ROMは読み出し専用のメモリであり、データを書き換えることは通常できません。ただし、データは読み出すことが可能で電源を切っても内容は保持されます。
選択肢1や2はROMの特性ではありません。
問題
ROMが使用される主な目的として適切なものはどれですか?
- プログラムの一時的なデータ保管
- コンピュータの起動時に必要なプログラムの保持
- 大量データの高速処理
%%replace6%%
正解
2 コンピュータの起動時に必要なプログラムの保持
解説
ROMはコンピュータの起動時に必要なプログラムや設定情報を保持するために使用されます。データは電源を切っても消失しません。
選択肢1や3はROMの用途には適していません。
問題
ROMの一種で、データの書き換えが可能なものはどれですか?
- EPROM
- SRAM
- DRAM
%%replace6%%
正解
1 EPROM
解説
EPROMはROMの一種であり、データの書き換えが可能です。紫外線を使用してデータを消去し、再プログラムすることができます。SRAMやDRAMは揮発性メモリでありROMとは異なる用途で使用されます。
揮発性メモリ
揮発性メモリは電源を供給している間のみデータを保持し、電源を切るとデータが消失するメモリです。
主にRAMがこのカテゴリーに属し、コンピュータの動作中に頻繁にアクセスされるデータを一時的に保管します。揮発性メモリは高い速度でデータの読み書きが可能ですがデータの永続的な保存には適していません。
揮発性メモリに関する学習用問題
問題
揮発性メモリの特性として正しいものはどれですか?
- 電源を切ってもデータが保持される
- データの読み書きが遅い
- 電源が供給されている間のみデータを保持する
%%replace6%%
正解
3 電源が供給されている間のみデータを保持する
解説
揮発性メモリは電源が供給されている間だけデータを保持し、電源を切るとデータが消失します。データの読み書きは高速ですが永続的な保存には不向きです。
選択肢1や2は揮発性メモリの特徴とは異なります。
問題
揮発性メモリの用途として適切なものはどれですか?
- 長期データ保存
- 作業中のデータの一時保管
- 電源オフ時のデータ保持
%%replace6%%
正解
2 作業中のデータの一時保管
解説
揮発性メモリはコンピュータが動作している間に使用されるデータの一時的な保管に使用されます。電源が切れるとデータは失われるため長期保存には適していません。
選択肢1と3は不揮発性メモリの特徴です。
問題
揮発性メモリの一種として適切なものはどれですか?
- DRAM
- フラッシュメモリ
- HDD
%%replace6%%
正解
1 DRAM
解説
DRAMは揮発性メモリの一種で電源が供給されている間だけデータを保持します。
フラッシュメモリやHDDは不揮発性メモリであり、電源が切れてもデータを保持します。
不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)
不揮発性メモリは電源を切ってもデータが保持されるメモリです。代表的な不揮発性メモリにはフラッシュメモリがあり、USBメモリやSSDなどに使用されています。
フラッシュメモリはデータの読み書きが高速で、耐久性も高いため、多くのデジタルデバイスで採用されています。
不揮発性メモリに関する学習用問題
問題
不揮発性メモリの特性として正しいものはどれですか?
- 電源を切るとデータが消失する
- データの読み書きが非常に遅い
- 電源を切ってもデータが保持される
%%replace6%%
正解
3 電源を切ってもデータが保持される
解説
不揮発性メモリは電源が切れた後もデータを保持できるため、長期的なデータ保存に適しています。データの読み書きも比較的高速でフラッシュメモリなどがその代表例です。
選択肢1や2は不揮発性メモリの特徴とは異なります。
問題
不揮発性メモリの用途として適切でないものはどれですか?
- USBメモリにおけるデータ保存
- SSDにおけるデータ保存
- 作業中の一時的なデータ保管
%%replace6%%
正解
3 作業中の一時的なデータ保管
解説
不揮発性メモリはデータを長期間保存するために使用されますが、作業中の一時的なデータ保管には揮発性メモリが一般的に使用されます。
選択肢1や2は不揮発性メモリの典型的な用途です。
問題
不揮発性メモリの一種として適切なものはどれですか?
- フラッシュメモリ
- DRAM
- SRAM
%%replace6%%
正解
1 フラッシュメモリ
解説
フラッシュメモリは不揮発性メモリの一種で電源を切ってもデータを保持します。
DRAMやSRAMは揮発性メモリであり、電源が切れるとデータが消失します。
DDR3 SDRAM
DDR3 SDRAMはパソコンやサーバーに使用されるメモリの一種で、DDR2の後継として開発されました。DDR3はデータ転送速度が高速で消費電力が低減されている点が特徴です。
標準的なクロック周波数は800MHzから1600MHzであり、DDR2に比べて約2倍の転送速度を持っています。主に、パソコンやサーバーのメモリとして使用されており、安定したパフォーマンスを提供します。
DDR3 SDRAMに関する学習用問題
問題
DDR3 SDRAMの特徴として正しいものはどれですか?
- 低消費電力でデータ転送速度が向上している
- DDR2に比べて転送速度が低下している
- 主に長期データ保存に使用される
%%replace6%%
正解
1 低消費電力でデータ転送速度が向上している
解説
DDR3 SDRAMはDDR2に比べてデータ転送速度が向上しており、消費電力も低減されています。
長期データ保存には使用されず、選択肢2や3はDDR3 SDRAMの特性とは異なります。
問題
DDR3 SDRAMの標準的なクロック周波数はどれですか?
- 400MHz
- 800MHzから1600MHz
- 2000MHz以上
%%replace6%%
正解
2 800MHzから1600MHz
解説
DDR3 SDRAMの標準的なクロック周波数は800MHzから1600MHzで、DDR2に比べて約2倍の転送速度を持っています。
選択肢1や3はDDR3 SDRAMの標準的なクロック周波数ではありません。
問題
DDR3 SDRAMが主に使用されるデバイスはどれですか?
- スマートフォン
- パソコンやサーバー
- デジタルカメラ
%%replace6%%
正解
2 パソコンやサーバー
解説
DDR3 SDRAMは主にパソコンやサーバーのメモリとして使用されています。
スマートフォンやデジタルカメラには、通常、他の種類のメモリが使用されます。
DDR4 SDRAM
DDR4 SDRAMはDDR3 SDRAMの後継として開発されたメモリで、さらに高速なデータ転送速度と低消費電力を実現しています。
標準的なクロック周波数は1600MHzから3200MHzであり、DDR3よりも高いパフォーマンスを提供します。
パソコンやサーバーに広く採用され、特にデータ処理が重要なシステムでの使用に適しています。また、DDR4はメモリチップの容量も大きく、より多くのデータを扱うことができます。
DDR4 SDRAMに関する学習用問題
問題
DDR4 SDRAMの標準的なクロック周波数として正しいものはどれですか?
- 800MHzから1600MHz
- 1600MHzから3200MHz
- 400MHzから800MHz
%%replace6%%
正解
2 1600MHzから3200MHz
解説
DDR4 SDRAMの標準的なクロック周波数は1600MHzから3200MHzでDDR3よりも高いパフォーマンスを実現しています。
選択肢1や3はDDR4 SDRAMのクロック周波数とは異なります。
問題
DDR4 SDRAMの特徴として適切なものはどれですか?
- データ転送速度がDDR3より遅い
- 低消費電力で高速なデータ転送が可能
- 主にポータブルデバイスに使用される
%%replace6%%
正解
2 低消費電力で高速なデータ転送が可能
解説
DDR4 SDRAMはDDR3に比べて高速なデータ転送と低消費電力を実現しています。そのため、パソコンやサーバーなどの高性能が求められるデバイスで広く使用されています。
選択肢1や3はDDR4 SDRAMの特徴には当てはまりません。
問題
DDR4 SDRAMが使用される主なデバイスはどれですか?
- パソコンやサーバー
- ポータブル音楽プレーヤー
- デジタル時計
%%replace6%%
正解
1 パソコンやサーバー
解説
DDR4 SDRAMはパソコンやサーバーなどの高性能デバイスで使用されます。
ポータブル音楽プレーヤーやデジタル時計には通常、別の種類のメモリが使用されます。
DDR5 SDRAM
DDR5 SDRAMは最新のSDRAM規格でDDR4の後継として開発されました。
DDR5はさらに高速なデータ転送速度と大容量のデータ処理が可能で、標準的なクロック周波数は3200MHzから4800MHzに達します。また、消費電力のさらなる低減が図られており、高性能なパソコンやサーバーに採用されています。
DDR5は高いスループットが求められる用途において次世代のメモリ技術として重要な役割を果たしています。
DDR5 SDRAMに関する学習用問題
問題
DDR5 SDRAMの標準的なクロック周波数として適切なものはどれですか?
- 1600MHzから3200MHz
- 3200MHzから4800MHz
- 4800MHzから6400MHz
%%replace6%%
正解
2 3200MHzから4800MHz
解説
DDR5 SDRAMの標準的なクロック周波数は3200MHzから4800MHzで、DDR4よりもさらに高速なデータ転送が可能です。
選択肢1や3はDDR5 SDRAMの標準的なクロック周波数とは異なります。
問題
DDR5 SDRAMの特徴として正しいものはどれですか?
- DDR4よりも消費電力が高い
- 大容量のデータ処理が可能で、高速なデータ転送が行える
- 主に低性能デバイスに使用される
%%replace6%%
正解
2 大容量のデータ処理が可能で、高速なデータ転送が行える
解説
DDR5 SDRAMはDDR4に比べて消費電力が低減されており、さらに大容量のデータ処理と高速なデータ転送が可能です。
主に高性能デバイスで使用されるため、選択肢1や3は正しくありません。
問題
DDR5 SDRAMが主に使用される用途はどれですか?
- ゲーム機やデジタルカメラ
- 高性能パソコンやサーバー
- オフィス用のプリンター
%%replace6%%
正解
2 高性能パソコンやサーバー
解説
DDR5 SDRAMは特に高性能が求められるパソコンやサーバーで使用されます。ゲーム機やプリンターなどでは、異なる種類のメモリが使用されることが一般的です。
DIMM
DIMM(Dual Inline Memory Module)は、主にデスクトップパソコンやサーバーで使用されるメモリモジュールの一種です。
DIMMは、両面にメモリチップが配置されており、データの送受信が高速で安定しています。多くの場合、複数のDIMMをパソコンのマザーボードに差し込んで使用し、システム全体のメモリ容量を増やすことが可能です。
DDR3やDDR4など、さまざまなSDRAM規格に対応したDIMMが存在します。
DIMMに関する学習用問題
問題
DIMMの特徴として正しいものはどれですか?
- 主にノートパソコンで使用される
- メモリチップが片面にしか配置されていない
- デスクトップパソコンやサーバーで使用される
%%replace6%%
正解
3 デスクトップパソコンやサーバーで使用される
解説
DIMMは主にデスクトップパソコンやサーバーで使用されるメモリモジュールで、両面にメモリチップが配置されています。
ノートパソコンには通常、SO-DIMMが使用されます。選択肢1や2はDIMMの特徴とは異なります。
問題
DIMMの用途として適切なものはどれですか?
- ノートパソコンのメモリ増設
- サーバーのメモリ増設
- USBメモリのデータ保存
%%replace6%%
正解
2 サーバーのメモリ増設
解説
DIMMは主にデスクトップパソコンやサーバーのメモリ増設に使用されます。
ノートパソコンにはSO-DIMMが一般的であり、USBメモリは別の役割を果たします。
問題
DIMMの一種として正しいものはどれですか?
- SO-DIMM
- DRAM
- HDD
%%replace6%%
正解
1 SO-DIMM
解説
SO-DIMMはDIMMの一種で、主にノートパソコンに使用される小型のメモリモジュールです。
DRAMはメモリチップの種類であり、HDDはストレージデバイスです。
SO-DIMM
SO-DIMM(Small Outline Dual Inline Memory Module)はDIMMの小型バージョンで、主にノートパソコンや一部の小型デバイスで使用されます。
SO-DIMMはサイズが小さくスペースが限られたデバイスに適していますが、機能や性能はDIMMと同等です。DDR3やDDR4などさまざまな規格に対応したSO-DIMMがあり、ノートパソコンのメモリ増設に広く利用されています。
SO-DIMMに関する学習用問題
問題
SO-DIMMの特徴として正しいものはどれですか?
- デスクトップパソコンで一般的に使用される
- サイズが小さく、ノートパソコンに適している
- 主にサーバーで使用される
%%replace6%%
正解
2 サイズが小さく、ノートパソコンに適している
解説
SO-DIMMはサイズが小さいため、ノートパソコンやその他の小型デバイスでの使用に適しています。
デスクトップパソコンやサーバーには通常DIMMが使用されるため、選択肢1や3は正しくありません。
問題
SO-DIMMが主に使用されるデバイスはどれですか?
- デスクトップパソコン
- ノートパソコン
- デジタルカメラ
%%replace6%%
正解
2 ノートパソコン
解説
SO-DIMMはその小型サイズから、主にノートパソコンで使用されます。
デスクトップパソコンやデジタルカメラには、通常異なる種類のメモリが使用されます。
問題
SO-DIMMに対応するメモリ規格として正しいものはどれですか?
- DDR3
- SSD
- HDD
%%replace6%%
正解
1 DDR3
解説
SO-DIMMはDDR3やDDR4などのメモリ規格に対応しています。
SSDやHDDはストレージデバイスであり、SO-DIMMとは異なる用途のデバイスです。