このページは以下の「ITパスポート シラバス6.3」学習用コンテンツです。
◆大分類:8.コンピュータシステム
◆中分類:16.システム構成要素
◆小分類 | ◆見出し | ◆学習すべき用語 |
---|---|---|
44.システムの評価指標 | (1) システムの性能 | レスポンスタイム(応答時間) ベンチマーク |
レスポンスタイム(応答時間)
レスポンスタイムとは、システムやアプリケーションがユーザーからの入力や要求に対して応答するまでにかかる時間を指します。
ユーザーの操作に対してどれだけ迅速に反応するかを評価するための重要な指標です。特にシステムのパフォーマンスを評価する際に用いられ、応答時間が短いほどユーザー体験が向上しますが、システム全体の負荷や処理能力に依存します。
レスポンスタイムの遅延はユーザーのストレスや操作ミスの原因にもなります。
レスポンスタイムに関する学習用問題
問題
レスポンスタイムに関する説明として正しいものはどれですか?
- システムの起動時間を示す指標です
- ユーザーからの要求に対してシステムが応答するまでの時間
- データベースのバックアップにかかる時間を指します
%%replace6%%
正解
2 ユーザーからの要求に対してシステムが応答するまでの時間
解説
レスポンスタイムはユーザーがシステムに何らかの入力や要求を行った後、システムがそれに対して反応を示すまでの時間を示します。
選択肢1は起動時間、選択肢3はバックアップ時間に関するものであり、レスポンスタイムの定義とは異なります。
問題
システムのレスポンスタイムが重要視される理由として適切でないものはどれですか?
- ユーザーのストレスを軽減するため
- 高速なデータ処理が求められるため
- データの信頼性を高めるため
%%replace6%%
正解
3 データの信頼性を高めるため
解説
レスポンスタイムは主にユーザーエクスペリエンスに直結し、システムの反応速度が遅いとユーザーのストレスが増加します。
選択肢3の「データの信頼性」は、レスポンスタイムと直接の関係があるわけではなく、別のパフォーマンス指標に関連します。
問題
レスポンスタイムを改善するために効果的な対策として最も適切なものはどれですか?
- ハードディスクをSSDに変更する
- システムの起動時間を短縮する
- データベースの定期的なバックアップを行う
%%replace6%%
正解
1 ハードディスクをSSDに変更する
解説
SSDはHDDに比べてデータの読み書き速度が速いためレスポンスタイムの改善に効果的です。
システムの起動時間短縮やバックアップはレスポンスタイムとは別の観点の改善策となります。
ベンチマーク
ベンチマークとはシステムやコンピュータの性能を評価するために用いられる基準や指標、またはその測定プロセスを指します。
特定の作業や負荷を与えた際にどれだけ効率的に処理を行うかを数値で表現することで、他のシステムや構成と比較可能にします。
ベンチマークテストにはCPUやメモリ、ディスクの性能を測定するものなどがあり、結果はシステム選定や最適化の際に参考にされます。
ベンチマークに関する学習用問題
問題
ベンチマークの目的として正しいものはどれですか?
- システムの起動時間を測定するため
- システム性能を数値化して比較するため
- ソフトウェアのライセンスを確認するため
%%replace6%%
正解
2 システム性能を数値化して比較するため
解説
ベンチマークはシステムやコンポーネントの性能を数値化し、他のシステムや構成と比較するために使用されます。
選択肢1や3は、ベンチマークの目的とは異なる内容です。
問題
次のうちベンチマークに該当しないものはどれですか?
- CPU性能を測定するテスト
- データベースの応答時間を評価するテスト
- ソフトウェアのバグを検出するテスト
%%replace6%%
正解
3 ソフトウェアのバグを検出するテスト
解説
ベンチマークはシステムの性能を評価するためのテストであり、CPU性能やデータベースの応答時間などの測定が含まれます。
バグ検出はベンチマークではなく、ソフトウェアテストの一部として行われるものです。
問題
ベンチマーク結果を利用する目的として最も適切なものはどれですか?
- システムのパフォーマンス改善の参考にするため
- システムのライセンス情報を管理するため
- ソフトウェアのインストール時間を短縮するため
%%replace6%%
正解
1 システムのパフォーマンス改善の参考にするため
解説
ベンチマークの結果はシステムの性能や効率を分析し、パフォーマンスの改善や最適化のために使用されます。
ライセンス管理やインストール時間の短縮はベンチマークの直接の目的ではありません。