【IPシラバス6.3】(4) 動画処理

正解
1　動画を構成する静止画の1枚

解説
フレームは動画を構成する静止画の1枚です。これが連続して表示されることで動きを表現します。

再生速度はフレームレートで表され、音声部分とは直接関係がありません。

正解
3　動きが滑らかになるが、データ量も増加する

解説
フレーム数が多いと動画の動きが滑らかに見える一方、データ量が増加します。フレーム数とデータ量は比例するため、処理負荷が高くなることもあります。

データ量の減少や品質低下は起こりません。

正解
2　動画の滑らかな再生

解説
フレームは動画の滑らかな再生において重要な役割を果たします。フレーム数が不足するとカクカクした動きになり、視聴体験が悪くなります。

音声編集やデータ圧縮には直接関与しません。

正解
2　1秒間に表示されるフレームの数

解説
フレームレートは1秒間に表示されるフレームの数を指します。

音声のビット数やデータの圧縮速度とは無関係であり、動画の滑らかさに直接影響を与える重要な指標です。

正解
1　動画の動きが滑らかになる

解説
フレームレートが高いと動画の動きが滑らかになります。

色彩や音質には直接影響を与えませんが、滑らかな再生が求められる場面では重要な要素となります。

正解
2　24fps

解説
映画では24fpsが標準的なフレームレートです。

テレビ放送などでは30fpsが一般的ですが、映画の場合は24fpsが最も多く用いられます。60fpsはゲームや一部の高フレームレート映像に使用されます。

正解
3　動画や音声の圧縮方式の標準化を行う団体およびその規格

解説
MPEGは動画や音声の圧縮方式を標準化する団体およびその規格を指します。

インターネット接続プロトコルや画像解像度向上の技術とは異なり、マルチメディアデータの効率的な圧縮・配信に焦点を当てています。

正解
2　高い圧縮率でありながら、品質を維持することが可能

解説
MPEG規格は高い圧縮率を持ちながらも、映像や音声の品質を維持することができます。これにより、インターネットやDVD、デジタル放送での効率的なデータ伝送が可能になります。

選択肢1や3はMPEG規格の特徴とは異なります。

正解
1　ストリーミング配信やモバイルコンテンツ

解説
MPEG-4はストリーミング配信やモバイルコンテンツで広く利用されています。高い圧縮率と柔軟な符号化機能が特徴で、特に低帯域での通信に適しています。

HDTV放送や無圧縮保存とは異なる用途で使用されます。

正解
2　高圧縮率であり、比較的低いビットレートで高品質な映像を提供

解説
H.264は高圧縮率であり比較的低いビットレートでも高品質な映像を提供できます。そのため、ストリーミングやデジタル放送、Blu-rayディスクなど多様な用途で使用されています。

低圧縮率や圧縮機能がない選択肢1.や2.はH.264の特徴とは異なります。

正解
3　ライブ配信やストリーミング動画

解説
H.264はライブ配信やストリーミング動画で広く使用されています。高圧縮率と優れた画質を維持しながら、インターネット経由での効率的なデータ伝送を可能にするためです。

アナログテレビ放送や無圧縮保存とは無関係です。

正解
1　H.265

解説
H.265はH.264よりもさらに高い圧縮率を提供する規格です。同じ品質の映像をより小さなファイルサイズで保存できるため、ストリーミングや高精細度の映像伝送に適しています。

MPEG-2やJPEGはH.264よりも圧縮効率が低いです。

正解
2　HEVC

解説
H.265はHEVC（High Efficiency Video Coding）としても知られています。これはH.264（AVC）の後継となる規格であり、より高い圧縮効率を実現しています。

MPEG-1はさらに古い圧縮規格であり、H.265とは異なります。

正解
1　H.264に比べて圧縮効率が2倍に向上

解説
H.265はH.264に比べて圧縮効率が2倍に向上しており、同じ品質の映像をより小さなファイルサイズで保存できます。圧縮効率の向上により、データ量を抑えつつ高品質の映像が得られます。

音質に影響を与えるわけではありません。

正解
3　高精細度の動画配信や4Kテレビ放送

解説
H.265は高精細度の動画配信や4Kテレビ放送に特に適しています。高い圧縮効率により、大容量のデータを効率的に扱うことが可能であり、映像品質を保ちながら帯域を節約できます。

モノクロ画像や音声ファイルの圧縮とは異なる用途です。

正解
2　音声と動画を一つのファイルにインターリーブして格納

解説
AVI形式の特徴は音声と動画を一つのファイルにインターリーブして格納することです。

この形式はWindows環境で広く使用されている一方、コーデックに依存してファイルサイズが大きくなったり、圧縮効率が低くなることがあります。インターネットでの配信に最適とは言い難いです。

正解
1　ファイルサイズが大きくなりやすい

解説
AVI形式は音声と動画を一つのファイルに含めるため、ファイルサイズが大きくなりやすいです。

非Windows環境でも適切なコーデックがあれば再生可能であり、音声を含むこともできます。

正解
2　Windows環境での互換性が高いため

解説
AVIファイルはWindows環境での互換性が高いため広く利用されています。

ただし、他の形式と比較して圧縮率が低く、ファイルサイズが大きくなる場合があるため、必ずしも高い圧縮率や画質を提供するわけではありません。

正解
3　音声、動画、字幕などを一つのファイルに格納できる

解説
MP4形式は音声、動画、字幕などを一つのファイルに格納できるため非常に汎用性が高いです。

高い圧縮率で高品質を維持しつつ、幅広いデバイスで再生可能なため、インターネット配信やモバイルデバイスで広く使用されています。

非圧縮データを保存する形式ではありません。

正解
2　ストリーミングやモバイルでの動画配信

解説
MP4形式は高圧縮率と互換性の高さから、ストリーミングやモバイルでの動画配信に最も適しています。

大容量データの保存や音声のみの録音データ保存には適していませんが、映像と音声を効果的に統合できるため、多くの場面で使用されています。

正解
1　ファイルサイズが大きくなりがちである

解説
AVI形式はMP4形式と比べてファイルサイズが大きくなる傾向があります。

これはAVIがコーデックに依存しやすい形式であり、MP4が持つ高い圧縮率や互換性に対抗できないためです。幅広いデバイスでの再生や音声を含む機能はAVI形式でも可能です。